兵庫県神戸市西区伊川谷町別府108-16
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失敗しない遺言書作成
遺言書の種類の選択
遺言書には、自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言の3種類があります。
それぞれに長所、短所がありますが遺言書で一番問題となるのが、遺言書の有効性です。遺言書は法律でその方式が決められており、方式に従った遺言以外はいくらきちんと作成された遺言書であっても無効となります。そこで、公証人という法律に熟知した者が遺言書の内容にも関与する公正証書遺言をおすすめします。
費用は他の方式より若干かかりますが、家庭裁判所の検認手続きも不要ですし、偽造や変造、隠匿の危険もありません。最も安心できる方式と思われます。
相続財産の把握・確認
大切な人へ遺す財産をしっかり把握しておきましょう。
遺言書を作成した後に新たに財産が確認された場合は、追加・削除または、やりなおす必要がある場合もあります。事前にきちんと把握・確認しておきましょう。
また、残された家族にとっても被相続人の全ての財産を把握することはかなり大変なことです。相続手続きをスムーズに運ぶためにも把握・確認をしましょう。
全ての財産について遺言書に盛り込む
事前に把握・確認した全ての財産について、遺言書に盛り込みましょう。漏れがある場合、相続人の負担が無用に増えたり、下手をするとトラブルのもとになりかねません。
よく使われる書き方のひとつに「…以外の全ての財産は〇〇に相続させる。」とするものがあります。
遺留分に気をつける
遺言書はご本人様の財産の処分についての最終意思表示であり、ご本人様の自由が原則です。したがって、誰に何をどの様に相続させるかは、自由にきめることができます。たとえば、子は数人いるが「一番よく面倒をみてくれた長男に多くの財産をあげたい」などの意向があれば、それも自由に決めれます。
ただし、配偶者、子、直系尊属（相続人に子がいない場合）には、遺留分という法律上保証された最低限の相続分があります。この遺留分を侵害した場合は遺留分を有する者からの請求（遺留分減殺請求）により、財産を相続した者は侵害分を返さなくてはなりません。これにより、トラブルの原因ともなりかねません。
そのため、遺留分にはよくよく注意しましょう。
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遺言執行人を決めておく
遺言書を作成する際に、遺言執行人を決めて遺言書に記しておきましょう。遺言執行人はご本人様の死後、遺言書に従い遺言書の通りに相続手続きをする者です。
遺言執行人をきめておくと、ご本人様の安心だけでなく残された方の負担を大幅に軽減します。また、遺言執行人がいる場合は、相続人のひとりが勝手に相続財産を処分したりすることはできないため、無用なトラブルを未然に防ぐことができます。
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